転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

転職で学歴はどこまで重視される?

      2016/02/15

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中途採用の場合、学歴がどこまで重視されるのかについて気になっているという人もいると思う。それがいいことかどうかは置いておいて、少なくとも新卒採用の時であれば、学歴は確実に選考を左右するファクターだったと言える。特に、書類選考の通過しやすさは学歴で露骨に差が出るので、「学歴フィルター」の存在は残念ながら否定しようがない。

では新卒ではなく中途採用の時も、同じように学歴が原因で転職の難易度が変わったりすることはあるのだろうか?

基本的に、中途採用なら学歴の比重は低い

結論から言うと、中途採用の場合は新卒採用の場合ほど学歴が重視されることは少ない。第二新卒的な採用をを除けば、中途採用で重視されるのは基本的には職歴だ。

たとえ学歴が今ひとつだったとしても、職歴によって企業側の求める能力を保持していることが証明できれば内定は問題なく獲得できる。逆に、学歴がどんなに優れていても職歴が企業側の求めるものと合致していなければその人が内定に至ることはない。これはある意味、新卒採用の時よりもずっとフェアになったと言えるだろう。言い方は悪いが、新卒採用の時は学歴のせいで入れなかった会社にも、中途採用で職歴を積んだ後であれば転職することは十分可能だということになる。

新卒と中途とでは、採用の目的や基準がそもそも違う。新卒採用の社員は、これから新しく仕事を覚えていくことを期待されており、ポテンシャル重視で即戦力になることはあまり求められていない。そうなると、企業は「飲み込みの早さ」や「地頭」を重視したいと考える。学歴が高ければ無条件で飲み込みが早く地頭がいいとは思えないが、一応それなりに難しい受験を突破したのだから、少なくとも相関はありそうだ。それに新卒の場合は応募者も膨大なので効率的に選考を進める必要がある。ゆえに、学歴でフィルターするという乱暴なやり方が行われる。

一方で中途採用の場合は、既に発揮してもらいたい仕事の内容が決まっていて「即戦力」を求めていることがほとんどだ。それなら、直接その職務に近いことをやっていた経験者を取れば一番ハズレがない。そもそも、仕事の能力を推し量りたいなら、職歴以上に確実性の高いファクトはない。新卒採用の際はこのファクトが使えなかったから学歴を参照したものの、職歴を選考に使えるのであればそれをストレートに使えばいい。わざわざ学歴を重視する意味がないのだ。

学歴が選考を左右するケース

ただし、中途採用の場合に学歴が一切意味をもたないというわけではない。一部のケースでは学歴が選考を大きく左右することもある。

20代前半〜25歳ぐらいまでの、第二新卒的な転職の場合

まず、20代前半から25歳ぐらいまでの、事実上の第二新卒的な転職の場合には、学歴もそれなりに見られていると思ったほうがいい。この年齢での転職は即戦力というよりもその人のやる気やポテンシャルにかけるという形で採用が行われるので、その人が「伸びるかどうか」を見込むという意味で学歴もそれなりに参照される。特に、書類選考の通過率には残念ながら学歴がダイレクトに効いてくると考えておいたほうがいい。

もっとも、完全に新卒の就職活動の時と同じかと言えばそうではない。この年齢で転職をする場合は短いながらも職歴自体は存在しているので、面接ではあくまで話題の中心は「大学で何をしていたか」ではなく「会社で何をしていたか」になる。そこで面接官に「この人を取りたい」と思わせるだけの受け答えができればいいので、新卒の就職活動とはちょっと違う。

金融機関や総合商社など、学閥が存在する企業への転職

これは決して多いわけではないが、金融機関や総合商社など一部の企業には、露骨に学閥が存在する場合がある。そういう場合は、残念ながらそれにあったバックグラウンドがなければ転職は難しい。

学閥のあるなしは、その企業の社員の学歴を調べるとだいたいわかる。その際に注意が必要なのは、新卒採用の際にほとんど高学歴の学生しか取らないからといって、直ちに学閥があることを意味するわけではないということだ。新卒採用の際に学歴を特に重視する会社であっても、中途採用ではキャリアに即した採用をおこなっているということが少なくない。ほとんどの会社はキャリア重視なので、この点をあまり気にする必要はないだろう。

なお、転職エージェントを利用する際は、そもそも学歴で即NGになる求人は紹介されない。これは、企業がエージェントに対してそういった「裏の条件」を伝達しているからで、エージェントは絶対に合格しない候補者をマッチングすることはありえない。いずれにせよ、あまり気にしないことである。仮に学閥のある企業に潜り込むことができたとしても、その学閥に入れなければ待遇はたかが知れているのでそんな企業には最初から入らなければそれでいい。

学歴よりも職務経験のほうがはるかに大切

第二新卒や一部の(旧態依然とした)学閥が存在する企業を除けば、やはり転職活動の際には学歴よりも職歴のほうが圧倒的に大事だ。学歴が高くて新卒の就職活動は余裕だった、という人ほど同じ気持ちではうまくいかないということを覚悟する必要がある。

そもそも、新しく仕事を選ぶために過去の仕事の経験がいちばん考慮される、というのは極めてあたりまえな話だ。学業やサークル活動、アルバイトなどを元に入社の可否が考慮される新卒採用のほうが異常である。新卒の就職活動でそのあたりにもやもやした気持ちを抱いていた人は、もうそういうことをほとんど気にしなくていいので気楽に転職活動をしていただければと思う。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

求人数は100,000件、そのうち80%は非公開求人。総合型の転職エージェント。規模はリクルートエージェントに次いで2位。キャリアコンサルタントによるサポートは模擬面接を実施してくれるなど他社と比較しても厚い。とりあえずスタンダードに転職を検討するのであれば、まず登録しておきたいうちの一社。

 

私の友人の中にもDODA経由で内定を取った人がいる。率直に印象を聞いてみたところ、「色々とこちらの個人的な相談にも乗ってくれてよかった」ということで満足していた。その後彼は内定を辞退して転職活動を終えるというエージェントとしては不実の結果となったのだが、その時の対応も丁寧でよかったとのことだった。

パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

転職エージェントを使っていて嫌な気分になるのは、内定後に強引にクロージングを迫られたり、自らのノルマ達成のために「さっさと転職させてやろう」という魂胆が見えた時だろう。全員がそうだというわけではないが、たとえばリクルートエージェントなどは社風的にもそのような「イケイケ」なエージェントが少なからず在籍する。それに対して、パソナキャリアのエージェントは落ち着いたアドバイザーが多い印象がある。落ち着いて転職活動を進めたいという人にはおすすめできる。

レバテックキャリア

IT・Webエンジニア案件に特化した専門型転職エージェント。求人はすべてIT・Web系。それゆえ、担当のキャリアコンサルタントのIT専門知識は総じて高い。総合型の転職エージェントの場合、一応専門ということになっている人が担当してくれるものの、実際には担当者の知識が噛み合わずストレスを感じることがある。レバテックキャリアの場合は基本的にそのような心配はない。業界用語や専門用語もそのまま通じる。

紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

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