転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

転職活動で自己分析は必要?

      2016/02/15

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新卒の就職活動では、一番はじめに「自己分析」をすることが推奨される場合が多い。中には自分史年表をつくったり、グループを組んで自己分析だけでなく他己分析なるものまでやったという人もいるかもしれない。

このような自己分析は、転職活動でも行ったほうがいいのだろうか?

自己分析という形式にこだわる必要はない

私個人の話をすると、実は新卒の就職活動の時も含めて、このような自己分析を真剣にやったことはない。年表をつくったりするのは時間がかかるし、自分が何が好きで何が嫌いかはわざわざ自己分析をする必要もなく十分把握していると考えていたからだ。

巷にあふれる転職活動の参考書の類を読むと、就職活動の場合と同様に自己分析を転職活動のプロセスに組み込んでいるものが多いが、私個人の意見としては自己分析は必須ではないと思っている。自己分析はあくまで手段であって目的ではない。あまり自己分析という形式にこだわりすぎるもの本末転倒だ。

もちろん、自己分析をやりたいという人はぜひやるべきだ。それを妨げる理由は何もない。ただ、「自己分析なんてしてもなぁ」と思っている人は、無理にする必要はないと思う。転職活動は、就職活動の場合と違って現職の業務の合間を縫ってやることが前提になるので、それなりに忙しい活動になる。あまり効果がないと思っていることに時間を割くのは得策ではない。

仮に自己分析をするのであれば、「今の会社で実際に働いてみて自分はどう思ったか?」を中心に行うようにするといいだろう。大学卒業までの自己分析は新卒の就職活動の時にだいたいやっているはずだし、学生時代の仕事と関係がない分析よりも「実際に働いてみてどう考えたか」のほうが精度も高くなるからだ。

わざわざ自分史を書かなくても5分でできる自己分析

自己分析をするのがめんどくさいという人は、とりあえず現職で「テンションが上がったこと」と「テンションが下がったこと」をそれぞれリストアップしてみるという簡易版自己分析をしてみるのもいいと思う。これは5分もあればできる。どうせ現職の仕事の内容は職務経歴書を書く時に振り返る必要があるのだから、少し先に振り返ってみてもムダにはならない。

たとえば、「◯◯のプロジェクトにアサインされた時はテンションが上がった」「会社が◯◯事業への参入を決めた時はテンションが上がった」というのであれば、その中に自分のやりたいことはその◯◯の周辺にあることがわかる。逆に、「✕✕の仕事を振られた時はテンションが下がった」「✕✕について上司と意見が対立した時にテンションが下がった」というのであれば、✕✕の周辺領域にはかかわらないほうがいいと判断できる。

これらは極めてあたりまえの話だが、目の前の仕事を必死にこなしている状態だとこのような自分のテンションの変化を客観視する機会が意外とない。一度やってみてもいいと思う。

大事なのは、転職先を選ぶ軸を明らかにすること

自己分析はそもそも、転職候補の会社を選ぶための軸をつくるためにやることだ。転職の目的、あるいはテーマと言い換えてもいいかもしれない。それがはっきりしているのであれば、わざわざ自己分析をする必要は別にない。

転職先を選ぶ軸は、今の会社への不満から導き出されることもある。たとえば、今の会社では自分のやりたい仕事ができないというのであれば、それができる会社に転職するというのがそれが転職先を選ぶ軸になる。あるいは、毎日毎日残業が多すぎて疲弊が激しく、今後も現職でずっと働き続けていくのが難しいと考えているのであれば、よりワークライフバランスが追求できる職場に移ることがテーマになるだろう。今の会社への不満という後ろ向きな理由が出発点であること自体は何の問題もない。そもそも、不満がなければ転職なんて普通は考えようともしないからだ。

このような判断の軸を作っていかないと、なんとなくエージェントに勧められた企業を受けていき、内定をもらったのでとりあえず入る、ということになってしまいかねない。そういういい加減な決め方では後悔する。譲れない条件はエージェントに促される前に、自分でまず確定するようにしておきたい。

「やりたいこと」の他に、「できること」も重要

転職活動の際には、単に自分の「やりたいこと」だけでなく、それと併行して自分の「できること」にも目を向けることも忘れないようにして欲しい。中途採用の場合、求職者がその企業に対してどのような貢献ができるかがシビアに判断される。20代前半〜20代半ばぐらいであればポテンシャルによる採用もありうるが、30歳手前ぐらい以降になるとそのような漠然とした未来への投資は行われない。「できること」にもしっかりと目を向けないと、転職活動をしてもなかなか内定は出ないということになる。

もっとも、「できること」に目を向けすぎて、「やりたいこと」を妥協しすぎるのは本末転倒である。そういう状態で転職をしても後悔をするだけだ。そういう場合には、今の会社にとどまりつつ自分が「やりたいこと」をするために「できること」を増やしていくというのも一つの方法になるだろう。どうか後悔のない選択をしてもらいたい。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

求人数は100,000件、そのうち80%は非公開求人。総合型の転職エージェント。規模はリクルートエージェントに次いで2位。キャリアコンサルタントによるサポートは模擬面接を実施してくれるなど他社と比較しても厚い。とりあえずスタンダードに転職を検討するのであれば、まず登録しておきたいうちの一社。

 

私の友人の中にもDODA経由で内定を取った人がいる。率直に印象を聞いてみたところ、「色々とこちらの個人的な相談にも乗ってくれてよかった」ということで満足していた。その後彼は内定を辞退して転職活動を終えるというエージェントとしては不実の結果となったのだが、その時の対応も丁寧でよかったとのことだった。

パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

転職エージェントを使っていて嫌な気分になるのは、内定後に強引にクロージングを迫られたり、自らのノルマ達成のために「さっさと転職させてやろう」という魂胆が見えた時だろう。全員がそうだというわけではないが、たとえばリクルートエージェントなどは社風的にもそのような「イケイケ」なエージェントが少なからず在籍する。それに対して、パソナキャリアのエージェントは落ち着いたアドバイザーが多い印象がある。落ち着いて転職活動を進めたいという人にはおすすめできる。

レバテックキャリア

IT・Webエンジニア案件に特化した専門型転職エージェント。求人はすべてIT・Web系。それゆえ、担当のキャリアコンサルタントのIT専門知識は総じて高い。総合型の転職エージェントの場合、一応専門ということになっている人が担当してくれるものの、実際には担当者の知識が噛み合わずストレスを感じることがある。レバテックキャリアの場合は基本的にそのような心配はない。業界用語や専門用語もそのまま通じる。

紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

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