転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

面接前に確認しておきたい転職面接のビジネスマナー

      2016/02/15

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中途採用では応募者には社会人経験があることが前提なので、ビジネスマナーは新卒採用の時以上に厳しく見られていると思っておいたほうがいい。特に、ある程度キャリアの長い応募者の場合、ビジネスマナーをわきまえていない行動は大幅に減点される。

「この人、◯年も社会人をやっているのにこんなこともできないのか」と面接官に思われたてしまったら、合格はかなり難しい。ビジネスマナーが完璧だからと言ってそれだけで面接を通過できたりは当然しないが、ビジネスマナーがなっていないとかなり劣勢に立たされることは間違いないので、事前にポイントはチェックしておくべきだ。

意外と注意が必要なのは、営業などで普段から取引先企業への訪問を行っている人たちである。日常的に顧客と接しているとビジネスマナーは完璧だと思ってしまいがちだが、実は顧客訪問の際のビジネスマナーと面接の際のビジネスマナーとでは微妙な違いがある。自信があるという人でも、一通り確認しておいたほうが間違いがない。

受付には5〜10分前に到着

面接当日、受付には面接の5〜10分前には到着するようにしたい。15分前だと早いので注意。一方で、5分より短いのも余裕がなくてあまりよくない。

この点は、一般的な会社訪問のビジネスマナーとは微妙に異なるので注意したい。営業や打ち合わせなどで会社を訪問する際は、「時間ぴったり」がベストだと言われている(「髪の毛一本遅れていく」などとも言われる)。これは、先方がギリギリまで準備ができるようにという配慮から来ているものだが、転職面接の場合はぴったりだと遅いので普段から訪問に慣れている人は注意してほしい。

受付で名前を名乗るときも「◯◯社の✕✕です」といった会社の所属ではなく「中途面接のお約束をいただいております✕✕です」といったように「面接を受けに来た個人」として名乗る必要があるので注意したい。慣れている人ほど機械的にいつもどおり名乗ってしまいがちなので気をつけよう。

細かい話だが、冬場でコートを着ている場合は受付の前では脱いでおく必要がある。携帯電話の電源も会社に到着したら必ず切っておくようにしたい。

待ち時間の注意点

受付を終えたら、面接官に呼ばれるまでしばらく待機することになる(面接官より先に部屋に通される場合もある。それについては後述)。その際は、静かに着席して待つ。いくら時間があって暇だからと言って、文庫本を取り出して読んだり携帯でゲームをしたりしてはいけない。

また、待機中に自分以外の応募者と鉢合わせることがあるが、基本的に会話は避けるようにしたい(万が一、話しかけられてしまったら適当に流そう)。

入室時の注意点

面接官よりも先に部屋に通された場合

自分が先に部屋に入り、面接官がやってくるまで待つというパターンがある。この場合に問題になるのは「どこに座って待つか」だ。これは、「こちらにお掛けください」と席を指示された場合はそれに従い、指示されなかった場合は下座に座って待つ、というようにすればいい。ちなみに、席は入り口に近いほうが下座で、奥のほうが上座だ。

面接官が入室して来たら、その際は一度立ち上がる(どうせすぐに「どうぞ、おかけください」となるのだが)。座りっぱなしでふんぞり返っているのは印象がよくないので注意。

面接官が既にいる部屋に入室する場合

面接官が既に部屋の中にいて、自分から入室するパターンの場合は、名前を呼ばれたら返事をして入室すればいい。その際、ドアがある場合は2回か3回ノックした上で「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言って入る。入室後はドアは後ろ手で閉めずに、向き直って閉めるようにする。

「どうぞ、おかけください」と着席を指示されたら席につく。あとは面接官の指示に従えばいい。

出されたお茶はどうする?

面接の前や面接中に、お茶が出されることがある。その際には「ありがとうございます」とお礼を言うことを忘れないようにしたい。なお、面接官と話している途中に出てきた場合は、会釈などで謝意を示すと良い。

たまに、「出されたお茶は全部飲まないと失礼にあたる」という話を聞くが、別に無理して全部飲む必要はない。ただし、一口も飲まないのはやはり失礼なので、最低でも一口は口をつけるようにしたい。

通常、名刺は交換しない

転職では、通常の営業や会社訪問の場合と違って、基本的に名刺の交換はしない。あくまで面接は相手企業の担当者と「個人」が行うものなので、ここでいまの勤務先の名刺を使って名刺交換をするのはおかしいからだ。

それでも、先方が名刺を差し出してきた場合は、「ありがとうございます」と言って受け取るだけにしておけばいい。稀に、本当に職務経歴書の内容が正しいか調べるために現職の名刺を求める面接官がいるらしいが、そういう時でも「すいません、ただいま現職の名刺を切らしておりまして」と言って切り抜ければよいだろう。名刺交換をしないことで不利益になることは通常ないと考えてよい。

面接中の注意点

面接中は、姿勢を正して相手の目を見て話すようにする。もっとも、大切なのは受け答えの内容なのであまり形式を意識しすぎるのも問題だ。姿勢を崩しすぎない程度に、ある程度リラックスして自然体で受け答えするとよいだろう。

なお、当然だが、事前につくってきたカンペなどを読むのはダメだ。暗記してきた内容を暗唱するような対応も印象が悪いので注意したい。繰り返すが、あくまで自然体が大切である。

面接終了後の注意点

面接が終了したら、「本日はありがとうございました」と一礼して退室する。退室時も、ドアを後ろ手で適当に閉めないように注意しよう。つい気が緩みがちなタイミングなので気をつけたい。

普通の会社訪問時のように、担当者がエレベーターまで送ってくれることもある。その時はエレベーターのカゴの中で「本日はありがとうございました」と頭を下げてエレベーターのドアが閉まるのを待とう。会社の外に出るまでは誰が見ているかわからないので、気を抜かないように。

適切なビジネスマナーでつまらない失点を防ぐ

以上、いずれも基本的なことだが当日の面接の流れに沿って必要なビジネスマナーをまとめてみた。ビジネスマナーをわきまえた行動をするのは、ちょっと気をつけさえすれば誰にでもできることだ。つまらない失点をしないためにも、ぜひとも身につけておいてほしい。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

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パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

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レバテックキャリア

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紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

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