転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

転職の面接で学生時代の経験を話すのはアリか?

      2016/02/15

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20代前半〜20代半ばで転職をする多くの場合、その転職活動は具体的な職務経験よりもポテンシャルを重視した「第二新卒」的な意味合いのものになる。

その場合に、困ってしまうのが面接で何をアピールするかだ。現職で「これを成し遂げました」と言えるようなものがあればそのエピソードを話せばいいが、会社によっては入社して数年ではほとんど仕事らしい仕事はやっていない、という場合もあるだろう。

そうなると、新卒で就職活動をしていたときのように学生時代のエピソードを話したくなる人がいるかもしれない。果たして、転職の面接で学生時代の経験を話すのはアリなのだろうか?

あくまで社会人としての経験を中心に

結論から言うと、どんなに在職年数が短かったとしても、転職の面接では学生時代のエピソードを自己アピールの中心におくべきではない。企業の興味はあくまでその人が社会人としてどのように働くかであって、学生時代にどうだったかではない。新卒採用の場合はそれを直接に示すエピソードがないのでアルバイトやサークル活動を中心に推定するしかないが、どんなに少なくとも社会人経験があるのであれば、まずそれについて教えて欲しいと考えるのは当然だ。

仮にこれといって誇れる成果が全くなかったとしても、自分がそれまでに会社でやってきた業務について、自分なりに工夫してきた点や、心がけてきたことなどは説明ができるはずだ。そういったことを説明することで、少なくとも仕事に対する姿勢や思考のプロセスなどは相手に伝えることができる。20代後半以降の転職でこれではまったくお話にならないが、20代半ばぐらいまではこのような結果ではなくプロセスを中心にした自己アピールでも企業からポテンシャルを評価されれば内定を獲得することはできる。若さというのは非常に強力な武器なのだ。

あまりにも在職期間が短すぎて仕事の話など書きようがないという場合を除けば(たとえばほとんど研修しか受けていないなど)、転職活動である以上、どんなに経験が薄くても自己アピールの内容はあくまで社会人としての経験を中心に組み立てるようにしていきたい。

学生時代のエピソードはその人の「人となり」を示す補助資料として

もっとも、学生時代のエピソードに触れることがまったくダメだというわけではない。

20代前半から20代半ばぐらいの転職活動では、その人のポテンシャル以外に性格などの「人となり」も選考の要素となる。要は、会社や業界のカルチャーにその人の性格が合っているかどうかを判断するわけだ。その際の「人となり」を示すためのひとつの補助資料としてであれば、学生時代のエピソードに触れることも悪くない。

たとえば、toC向けの自社サービスを運営しているネット系ベンチャー企業などは、「とりあえずやってみる」型のフットワークの軽い社員を好む傾向にある。ところが、自分の今の会社が大手SIerだったりした場合、業務経験でこのフットワークの軽さを証明するのはかなり難しい。

こういう場合に、業務経験を元にしたアピールだけで行こうとすると、「新卒でSIerに入ったということは、安定志向のカッチリした人なのだろうか。うちにはあまり合わないんじゃないか」と思われてしまうおそれがある。そこで、学生時代に東南アジアを放浪したというエピソードを話し、自身のフットワークの軽さをアピールするというのはひとつのやり方だと思う。そうすれば「ああ、この人はむしろ本当はフットワークが軽いのに、最初の就職で間違った会社に入ってしまったんだな」ということが担当者に伝わる。

もっとも、これはあくまで自分の人となりを示す補助資料だということを忘れてはならない。あくまで自分の人となりを相手に知ってもらうための補足情報であり、間違っても自己アピールの中心ではない。社会人経験があるにもかかわらず学生時代のエピソードを自己アピールの中心に持ってきてしまうと、「この人は、学生気分が抜けてないのか?」と悪印象を抱かれかねないので注意してほしい。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

求人数は100,000件、そのうち80%は非公開求人。総合型の転職エージェント。規模はリクルートエージェントに次いで2位。キャリアコンサルタントによるサポートは模擬面接を実施してくれるなど他社と比較しても厚い。とりあえずスタンダードに転職を検討するのであれば、まず登録しておきたいうちの一社。

 

私の友人の中にもDODA経由で内定を取った人がいる。率直に印象を聞いてみたところ、「色々とこちらの個人的な相談にも乗ってくれてよかった」ということで満足していた。その後彼は内定を辞退して転職活動を終えるというエージェントとしては不実の結果となったのだが、その時の対応も丁寧でよかったとのことだった。

パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

転職エージェントを使っていて嫌な気分になるのは、内定後に強引にクロージングを迫られたり、自らのノルマ達成のために「さっさと転職させてやろう」という魂胆が見えた時だろう。全員がそうだというわけではないが、たとえばリクルートエージェントなどは社風的にもそのような「イケイケ」なエージェントが少なからず在籍する。それに対して、パソナキャリアのエージェントは落ち着いたアドバイザーが多い印象がある。落ち着いて転職活動を進めたいという人にはおすすめできる。

レバテックキャリア

IT・Webエンジニア案件に特化した専門型転職エージェント。求人はすべてIT・Web系。それゆえ、担当のキャリアコンサルタントのIT専門知識は総じて高い。総合型の転職エージェントの場合、一応専門ということになっている人が担当してくれるものの、実際には担当者の知識が噛み合わずストレスを感じることがある。レバテックキャリアの場合は基本的にそのような心配はない。業界用語や専門用語もそのまま通じる。

紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

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