転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

職務経歴書の賢い書き方と添削方法

      2016/02/15

tax-468440_640

転職活動の際には、履歴書とは別に「職務経歴書」と呼ばれる書類を作る必要がある。職務経歴書には、過去にどんな職務についていたことがあり、そこでどんな役割を果たしていたか、そしてその経験を元にした志望動機、自己PRなどを書く。

言うまでもないが、この職務経歴書は非常に重要な書類だ。20代半ばぐらいまでの、ポテンシャルが重視される形での転職活動ではそれほど重要視はされないものの(だからと言って、いい加減に書いてはダメである)、20代後半、あるいは30代以降の転職活動ではこの職務経歴書が合否を左右することもある。少しでも合格の可能性を上げるためにも、最大限相手企業の担当者に刺さるものを作成したいものだ。

では、よい職務経歴書をつくるためには何をどうするとよいのだろうか?

まずは転職エージェントを活用する

まず前提として、合格率が高い職務経歴書をつくりたいのであれば、素直に転職エージェントに頼るのが一番だ。全部自分でつくりあげようなんて最初から思わないほうがいい。職業柄、彼らは多くの職務経歴書に接しており、良い職務経歴書・悪い職務経歴書の判断がつきやすい。我々にとっては人生の数回だという転職も、彼らにとっては毎日の業務であり、それこそおびただしい数の職務経歴書に日常的に接している。基本的に、彼らに見てもらわないという手はない。あれこれ悩むよりまずはざっと書いてしまって、あとは転職エージェントの力に頼ろう。

もちろん、転職エージェント以外に信頼できる相手がいるというのであればその人に見てもらうに越したことはないのだが、やはり餅は餅屋というべきか、転職エージェントの担当者のほうがかなり客観的に合否判定ができるのは事実だ。このあたりは素直にプロの力を借りよう。

職務経歴書のチェックポイントは基本的にどのエージェントも同じなので、差が点があるとすればそれは担当者の力量や熱意の違いということになる。基本はエージェントの添削を信じていいが、一点、職務上の専門分野に関わる記述については少し注意が必要だ。というのも、転職エージェントの担当者は転職のプロだとうだけで、自分の今の職種のエキスパートというわけではない。稀にだが、形式は正しいものの、専門知識のある人が見るとどうも違和感がある職務経歴書ができあがることもあるその点だけは注意しておきたい。

複数のエージェントに見てもらいマージする

職務経歴書は、転職エージェントに見てもらうというだけでなく、複数のエージェントに見てもらうようにするとより効果的である。最強の職務経歴書をつくりたいのであれば、まず複数のエージェントに登録し、複数のエージェントで職務経歴書を添削してもらってからあとで結果をマージするのがもっとも賢い。こうすれば、万が一あるエージェントで能力の低い担当者にあたってしまったとしても、そのダメージを消すことができる。何より、複数の転職エージェントで職務経歴書をレビューしてもらえば、その内容から転職エージェント間の実力比較もできて一石二鳥だ。

添削以外にも、転職エージェントに行くとたいてい職務経歴書の書き方マニュアルのようなものがもらえるので、これを各社分比較してみるのも面白いだろう(まあ概ねどれも同じことが書いてあるので差はあまりないのだが、それはつまりほぼおさえるべきところが決まっているということでもある)。

なお、職務経歴書の添削が目的で転職エージェントを利用する場合、間違っても「添削だけしてほしい」などとは言わないほうが無難である。転職エージェントは自分の会社経由で転職してもらってはじめて利益がでる業態なので、明らかに見込みの薄い人は相手にしない。そうなると、当然ながら大した添削も期待できなくなる。よい添削を受けるためには、担当者のモチベーションを高く保つことも重要だ。最初のキャリア面談では、なるべく転職に前向きであることをアピールするとよいだろう。

職務経歴書の内容は、面接で触れられる前提で

よい職務経歴書は、単にそれが職務経歴を記入した書類に終わるのではなく、面接の際にそこから自分の強みのアピールに繋がるようなものである必要がある。職務経歴書の記述は、そのまま面接にダイレクトに反映されることを前提に作成するようにしたい。

そういう意味では、あまり話を盛って書くのも感心はしない。そこを深く突っ込まれて、面接でしどろもどろになってしまうとどんなに記述が立派だったとしても逆効果だからだ。当然のことだが、やってもいないことをやったと書いたり、本当は他人のやったことを自分がやったと書いてはならない。だいたい面接官はそういうウソを見抜くし、「もしかして、ウソかもしれないな」と疑惑を抱かれただけでも合格の可能性はほぼなくなってしまう。

ちなみに、職務経歴書の分量は2枚から3枚程度が適正だと言われている。いくら職務経験が多くて書くことがいっぱいあったとしても、3枚以内にはおさめるのが鉄則だ。すべてを網羅することを考えるよりも、面接で担当者が食いつきそうなポイントをいくつか作って書くというやり方のほうがよい。要は、職務経歴書とは面接の話題を提供するための書類なのである。その点を踏まえて、できるだけイメージが湧きやすいよう具体的に、わかりやすく書くことを心がけよう。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

求人数は100,000件、そのうち80%は非公開求人。総合型の転職エージェント。規模はリクルートエージェントに次いで2位。キャリアコンサルタントによるサポートは模擬面接を実施してくれるなど他社と比較しても厚い。とりあえずスタンダードに転職を検討するのであれば、まず登録しておきたいうちの一社。

 

私の友人の中にもDODA経由で内定を取った人がいる。率直に印象を聞いてみたところ、「色々とこちらの個人的な相談にも乗ってくれてよかった」ということで満足していた。その後彼は内定を辞退して転職活動を終えるというエージェントとしては不実の結果となったのだが、その時の対応も丁寧でよかったとのことだった。

パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

転職エージェントを使っていて嫌な気分になるのは、内定後に強引にクロージングを迫られたり、自らのノルマ達成のために「さっさと転職させてやろう」という魂胆が見えた時だろう。全員がそうだというわけではないが、たとえばリクルートエージェントなどは社風的にもそのような「イケイケ」なエージェントが少なからず在籍する。それに対して、パソナキャリアのエージェントは落ち着いたアドバイザーが多い印象がある。落ち着いて転職活動を進めたいという人にはおすすめできる。

レバテックキャリア

IT・Webエンジニア案件に特化した専門型転職エージェント。求人はすべてIT・Web系。それゆえ、担当のキャリアコンサルタントのIT専門知識は総じて高い。総合型の転職エージェントの場合、一応専門ということになっている人が担当してくれるものの、実際には担当者の知識が噛み合わずストレスを感じることがある。レバテックキャリアの場合は基本的にそのような心配はない。業界用語や専門用語もそのまま通じる。

紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

 - 職務経歴書・面接対策 > 職務経歴書の基礎知識