転職の掟

転職で後悔しないために知っておきたいこと

転職活動にかける期間はどのぐらいが最適か

      2016/02/15

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転職活動は新卒の就職活動と違って、始める時期も終わる時期も人それぞれでこれといった決まった期間というものがない。そのため、やろうと思えば在職しながら半年でも1年でも活動はできてしまう。もっとも、そんなふうにダラダラと転職活動をやりたいと考える人はあまりいないだろう。いざ「転職をするぞ」と思い立ったのであれば、可能なかぎりさっさと終わらせて次の職場での仕事に移りたいと思う人が多いはずだ。では一般的に、転職活動にはみんなどのぐらいの期間をかけて臨むものなのだろうか。

転職活動の平均期間は大体3〜4ヶ月

転職活動にかける期間がどのぐらいなのかは、人材紹介会社各社のアンケートなどを参考にすると大体わかる(たとえばこちら:http://corp.en-japan.com/newsrelease/2014/2860.html)。結果は会社によって多少の差はあるものの、転職活動の平均期間は概ね3〜4ヶ月程度だ。もっとも、これは転職者全体平均であり、実際には年齢や職種によって結構違う。

まず年齢について、原則として年齢が上がるとそれだけ転職活動が長期化する傾向がある。これは転職市場に出てくる案件数や企業の求める水準との兼ね合いの問題で、案件数が多い20代は比較的すぐに決まるが、30代後半以降になると案件数自体が少なくなるし、あっても水準が高めなのでどうしても長期化してしまう。年齢高めで転職しようと考えるなら、多少の長期戦は覚悟しなければならないのかもしれない。一方職種については、ITエンジニアや営業職などは早く決まり、経営企画・コンサル・不動産系専門職などはやや長期化するようである。

長期化すると投げやりになってくる

基本的に、転職活動は気持ちが高まっている時に短期決戦で臨むというのが鉄則だ。なぜなら長期化するとそれだけ精神的に余裕がなくなり、徐々に投げやりになっていき、そのせいで取れるはずの内定まで取れない、もう転職は辞めようか……という悪循環に入ってしまうからである。私の友人に、なんと2年間も転職活動をしているという男がいるが、たまに他社に話を聞きに行ったり面接をしていたりはするものの、一向に転職が実行される気配がない。本人は意外と今の会社の待遇に満足しているようなので、どちらかというと彼の転職活動は惰性でやってる「趣味」のようなものなのだろうが、そうなってしまうともはや当初の目的とズレすぎて意味不明なので気をつけたい。転職にはある程度、勢いが必要である。このあたりは「家の引っ越し」にだいぶ近いかもしれない。

最終的に転職を断念するにしても、期間を区切ってメリハリをつけて切り上げるのと、ダラダラと転職活動をした挙句なんとなくやる気がなくなって断念するのとでは、元の職場に戻った際の心の持ちようもかなり違ってくる。転職活動をするなら、原則として長期化は避けるということを覚えておこう。

もっとも、だからと言って急かされて決めるようなことはしなくていい。転職エージェントの中には内定が決まった途端即座にクロージングを迫ってくる担当者がいるが、こういうのは気にしなくていい。特に期末、月末などはそこでクロージングできるかが成績に関わってくるということもあってひどい担当者になると露骨に急かしてきたりするが、こちらも人生の大きな決断がかかっているわけだから、気にせずじっくり考えよう。

長期化を避けるためにもスケジュールを立てて臨む

転職活動の長期化を防ぐためにも、転職活動をはじめた時点でなんとなくでいいからスケジュールを立ててみるといい。

スケジュールはゴールから逆算すれば自ずと決まる。まず、新しい会社にいつから出社したいかを決める。そこから、今の会社の有給消化期間を引くと、退職日が算出できる。そこから引き継ぎにかかる時間を引くと、退職を上司に申し出る日が決まる。とういうことは、少なくともこの日までに内定通知書を獲得していなければダメだということがわかる。では最終面接はいつぐらいにやればよくて――と、こういった形で後ろから決めていけば自分にあとどのぐらい時間が残されているのかが明確になり、自ずと行動に変化が出てくるというわけだ。

もちろんスケジュールはあくまでスケジュールであり、立てたとおりに完全に物事が進むようなことはない。思ったように面接が通らないとか、キャリアコンサルタントと面談のアポが取れないとか、不測の事態はいくらでも考えられる。あまりスケジュールに拘泥するのも考えものだ。あくまで目安なので、とりあえず立ててみて、1月に1回くらいは現実に即してアップデートしていけばよいだろう。大切なのは、スケジュールを守ることではなくスケジュールを立てることである。

なお、在職中に転職活動をする場合は、今の会社の仕事の忙しさなども合わせて考えておくといいだろう。繁忙期にうっかり面接を詰め込みすぎて死亡……なんてことになったら目も当てられない。

おすすめの転職エージェント

インテリジェンスDODA

求人数は100,000件、そのうち80%は非公開求人。総合型の転職エージェント。規模はリクルートエージェントに次いで2位。キャリアコンサルタントによるサポートは模擬面接を実施してくれるなど他社と比較しても厚い。とりあえずスタンダードに転職を検討するのであれば、まず登録しておきたいうちの一社。

 

私の友人の中にもDODA経由で内定を取った人がいる。率直に印象を聞いてみたところ、「色々とこちらの個人的な相談にも乗ってくれてよかった」ということで満足していた。その後彼は内定を辞退して転職活動を終えるというエージェントとしては不実の結果となったのだが、その時の対応も丁寧でよかったとのことだった。

パソナキャリア

転職エージェントへの参入が後発なため、規模は大手エージェントに比べると小さいものの、キャリアアドバイザーの教育レベルが高いという点でおすすめできるエージェント。

転職エージェントを使っていて嫌な気分になるのは、内定後に強引にクロージングを迫られたり、自らのノルマ達成のために「さっさと転職させてやろう」という魂胆が見えた時だろう。全員がそうだというわけではないが、たとえばリクルートエージェントなどは社風的にもそのような「イケイケ」なエージェントが少なからず在籍する。それに対して、パソナキャリアのエージェントは落ち着いたアドバイザーが多い印象がある。落ち着いて転職活動を進めたいという人にはおすすめできる。

レバテックキャリア

IT・Webエンジニア案件に特化した専門型転職エージェント。求人はすべてIT・Web系。それゆえ、担当のキャリアコンサルタントのIT専門知識は総じて高い。総合型の転職エージェントの場合、一応専門ということになっている人が担当してくれるものの、実際には担当者の知識が噛み合わずストレスを感じることがある。レバテックキャリアの場合は基本的にそのような心配はない。業界用語や専門用語もそのまま通じる。

紹介数については大手ほどではないものの、その人の人となりに応じて厳選して求人を紹介するという方針をとっているので、総合型では紹介されない案件を紹介してもらえることも少なくない。志望がIT・Web系と決まっているのであれば、ぜひ活用を検討したいエージェントのうちのひとつだ。

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